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病める者は幸いである

94年2月から始まった僕のサラリーマン人生は、今日とりあえずピリオドを打ちました。

明日からもう人に面会する約束が入っており、これから二日にいっぺんぐらいは人と会う予定になっています。「技術者全員揃って来るなら、金を出してやるから会社を作れ」と言ってくれる奇特な人物も現れたりしています。でも、どこかの会社の子会社の役員をやるなんて、まっぴら御免という気持ちです。もし僕が社長をやるなら、社員は僕一人という会社になるでしょう。まあ、ともかく未来はさっぱり見えてきません。

「今は、社長になりたがる人の少ない時代だ」とある商社の人が言っていました。十年・二十年前であったなら、社長になりたがる人はもっと多かったと言いたいのでしょう。「失われた十年間」が日本の社会を変えてしまったのでしょうか。
最近で、威勢のいい言葉を聞けたのはライブドアの社長の発言ぐらいで、あとは社長といえば頭を下げている姿のほうがニュースなんかでは目立ちます。なんか、社長って損な役回りと受け取られても仕方ありませんね。

「ふつう会社がつぶれる時というのは、たいてい音沙汰なくて、銀行から電話がかかってきて知るのが毎度のパターンです。そして、駆けつけてみると会社が閉まっていて誰も入れないもんです。ここの社長のように、自分から電話を下さって、面会して事情を聞けるとは、まったく誠実なお人ですね」
などと何回か言われました。そういう時は、
「そういう人柄を慕って私どもも付き従って参りましたので、今回は本当に残念です」とか言っておきました。

確かに社長は誠実になりました。それは彼が元から持っていた性質なのでしょうが、健康が取り柄で、健康自慢をしていた頃には、それは影を潜めていたようです(人情深いところは今も昔も変りませんが)。脳腫瘍という病を経て、手術の結果記憶に障害を負うことになって、悩み苦しまなかったはずがありません。でもその結果、誠実さという徳を得たといっても過言ではないでしょう。それと事業の成功とは両立しなかったのですけど。

「毎日が夏休み」という状態になるのかと思ったら、割とやることがある日々がまっていました。どうやら神様は、僕をヒマにさせておいてはくれないようです。
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流されるままに・・・

この雑文を読んでいるヒマがあるのでしたら、とりあえず 文化庁の日本語世論調査 という記事を読んでいただきたいです。

恥ずかしながら僕は、正解だったのは「檄」と「的」の問題だけであります。テキスト系サイトオーナーとしては、かなり恥ずかしい結果です。姑息な手段・憮然たる様子・話のさわり、どれもすっかり間違えて使っておりました。ちなみに「憮然」は以前は「しょうぜん」と読んでいた時代もあります。

しかしまあ、間違えて使っている人のほうが多い場合、正しい意味で使うと誤解を受ける場合が多いわけで、それはそれで問題であります。例えば「水掛け論」という言葉も、水をぶっ掛けあう激しい論議という意味で使われたりしていますが、となると「」という結語を使うのはいかがなものか、という話になってしまいます。

その点、校正のプロの人はさすがプロであって、「ミーティングへ行きすがら」という言葉も「ミーティングへの道すがら」となおしてくれます。もっともパソコンの場合、かな漢字変換が「いきすがら」を変換してはくれません。押しも押されぬは変換してしまいますけどね。

さて、今日は債権者の訪問も山を越し、電話での主要なユーザーへの連絡もひと段落しました。百数十万円の売掛金をさっさと諦めて債権放棄の書類を送ってよこす会社もあれば、未収債権のカタにパソコン(新品)を持ち去る会社もありました。

営業の人たちは抜け目なく、会社が倒れても、社員たちが、新しい商売相手になるのかどうか見極めに来ています。会社がなくなっても仕事が消えるわけじゃないので、解雇されたあとも否応なく個人事業主として仕事を続けなくちゃならないのが運命のようです。

ネットオークションで「ITと呼ばれた子」を100円で買いました。でも冊子小包で290円。振り込み手数料が168円かかってしまい、500円以上になってしまいました。これなら古本屋のほうが安いですね。

day bad but not the worst

「例の案件」について関係各社に連絡する予定日がやってまいりました。
電話をするという損な役目は当然のように僕のところに回ってきます。
「突然で申し訳ありませんが、会社が倒産し、私どもも解雇されますので、受注した業務の作業が続行できません」と言うと、相手は一様に全員まずは絶句し、電話を切って上司と相談した後に、改めて怒りの電話をかけてくるパターンを取りました。

直接の取引先である商社は、僕の携帯の番号を教えろといってうるさくてかないません。仕方なく教えると、今度はそちらに直接電話して来ました。こんなことが8月も続くようなら、携帯の番号をバラさなきゃ、やってられねーなーと思い悩むハメになりました。
3時間後に商社様ご一行が到着。押し問答というか、平身低頭というか、ひざ詰め談判というか、そんなようなのを3時間ほど応接室で続けた挙句、最後は注文書を回収して帰ってくれました。
もはや社長には当事者能力がなく、奥さんが同席して破産の状態を説明しています。その状況が「社長の健康状態が悪化して資金繰り悪く倒産」という状況を雄弁に語ってくれます。それが好材料だったのかもしれません。

今週は債権者やら商社やらが訪れて、大なり小なり違いはあれ、毎日こんな感じです。さすがに精神的疲れがたまってきました。メールもいくつか頂いていますが、返事を書く気力がないといったところです。すんません。返事のない用件は進んでいないと思ってください。

来週になれば暇になるのかどうか、それも明日になってみなければわかりません。まさに「感情のその日暮らし」といったところでしょうか。

「危機ではなく、幻想の終わりに過ぎない」

いま危機に陥ったわけでもなく、リスクは以前から存在したわけです。安全であり安心できるというのは、人の願望が作り出す幻想でしょう。

ある作家の死

アル中が死んだ記事 が出ていました。

最初にこの人の存在を知ったのは、おそらく朝日新聞での連載記事が最初だったと思います。それから10年後ぐらいの1994年、文庫化された『今夜すべてのバーで』に出会いました。ちょうど運転免許を取ったころです。
その内容に、共感を覚えるとともに嘲笑し、回復への期待を持つとともに絶望も知りました。自分がそのような難病に罹っていると知るのは怖いことでした。そして、その年に2回目の精神病院への入院を果たします。そこで「もう一人のアル中」と初めて出会いました。そしてその人は、その本の内容を「よく書いてある。でも実際のアル中は、こんなきれい事じゃないよ」と言いました。
また、その人はAAに参加したことがあり、それは「アル中の○○です」と名乗るものの、アル中を名乗る決まりはなく、神という言葉が出てくるが宗教ではないので何かを信じるわけでもなく、黄色い本を読み、順番に話すものの話したくなければ話さないでいいし、名前を名乗るのも名乗らないのも自由で、遅れてきても早く帰ってもいいのだと、伝えてくれました。
そしてその8ヵ月後、僕は生まれて初めて、実際のAAミーティングに出席したのでした。

その後、AA仲間に薦められて読んだ『水に似た感情』では、双極性躁うつ病の感情に触れました。『ガダラの豚』はエキサイティングで面白かったです。酒を止めたという話が雑誌に載ったり、また飲んでいるという話が別の雑誌に載ったり・・・。

階段から転げ落ちて死んでしまうとは、なんともこの病気らしい結末です。52歳という年齢もこの病気らしいです。彼は僕の人生を変えるきっかけを作ってくれましたが、彼自身は人生を変えるきっかけを掴めなかったのかもしれないし、掴みたくなかったのかもしれません。

多くの人たちがたどる道を、彼もまた辿って行ったということです。

ノイズキャンセリング・ヘッドフォン

こちらの記事 を参考に、SONYの ノイズキャンセリング・ヘッドフォン を買ってみました。

先日の3連休の際に、子供の声がうるさかったりして、まったく自宅で仕事にならなかったので、擬似的にでも静かな環境を作ろうと考えたわけです。

パソコンの冷却ファンの音、洗濯機の音、近所を通る電車の音などはかなりきれいに消えてくれます。ただ噂どおり、ノイズキャンセリング(消音)が効くのは低音だけで、高音部はイヤーピースの材質で遮音している感じです。だから、同じ部屋の中で人がしゃべっていれば、だいたい聞こえてきてしまいます。はたして子供の声に効果があるかは疑問です。

しかし、深夜に一人の部屋でこれを使っていると、聞こえてくるのは人体の内部の音です。心臓の鼓動(実際には耳の血管の音)、首の筋肉の音、上下の歯のこすれる音などなど。コーラをのんでげっぷする音は意外に大きな音です。
一方、いつもカシャカシャ音がしているキーボードからは、かすかにカチカチという音しか聞こえてきません。

国民健康保険に入るより社会保険の任意継続を選んだほうが安くつくとか、どういうアルバイトをすると失業保険が打ち切りになるとか、国民年金の支払いはいくらかだとか、初めて知ることがたくさんあります。

明日は、先週痛めた左手の小指の傷の抜糸です。

週末の過ごし方

会社から私物を持って帰らないといけません。だいたい自宅の部屋に置いておいて邪魔なものを会社に持っていったわけなので、それが戻ってくるとなると邪魔で仕方ありません。
しかたないので、自宅に置く場所を作るために、Unix/Linux関係の雑誌を全部捨てることにしました。一冊千円の雑誌が50冊。読まずに捨てるとハメになったのは、読んでないのに見栄で買っていたせいなのでしょう。

本を20冊ほどB○○K ○FFに持っていってみましたが、数学書や技術書は突っ返されてしまい、娯楽本が250円になっただけでした。ネットオークションでの相場を見てみましたが、専門書の類は値がついていません。かといって捨てるには忍びないし・・・。

昨日は夕方から夜の9時半まで眠ってしまいまいた。子供たちは自分たちでインスタント・ラーメンを煮て食べていました。今日も起きたら午後2時でありました。この週末は良く眠れます。というか、最近は睡眠不足で昼間眠くなっても、眠いだけで眠れないという状態が続いていたのが、ここに来て不思議と眠れるようになったわけです。
やっぱり仕事がストレッサーだったのでしょう。

成田に降りた部下と連絡が取れて、「例の案件」は誰も継続する意思がないことが確認されました。これで僕には目の前の仕事がなくなってしまいました。明日から出社しても、残務整理以外にやることがないわけです。まあ、週の後半になれば、うるさい電話がたくさんかかってくるでしょう。

明日は一ヶ月ぶりに地元のAA会場に出席しよう。

「心の病気の方への質問100」に答える(その5)

81.気持ちがとても穏やかになれるのはどんな時ですか?

 衝動が満たされたとき。

82.逆に激しく動揺するような時はどんな時ですか?

 不安を解消できないとき。

83.占いを信じますか?

 縁起は担がないが、げんはかつぐほうです。
 ソリテアは好きですよ。

84.宗教を信仰していますか?

 一応仏教徒になっていますが、お寺より教会に出入りすることのほうが多いです。

85.独身の方、結婚しようと思う人がいたら、相手の家族には病気のことを正直に話せますか?既婚者の方、相手の家族は何と言ってますか?

 だまして結婚したようなものですが、あまり文句は言われませんね。

86.↑病気を理由に交際や結婚を反対されたことがありますか?

 はい。医者、両親、相手の親、AAのメンバーなどなど。

87.病院へ通院するのが苦痛に感じることはありますか?

 「薬が郵送でくればいいのになー」と思うことはあります。

88.催眠療法を受けたことがありますか?

 ありません。

89.薬の副作用や、心の病気が原因で、他の病気も併発していますか?

 過敏性大腸炎はたぶんそうでしょう。筋緊張性頭痛もそうかもしれません。

90.病院はいくつ通院していますか?

 2つ。

91.もしもこれさえ飲めば、またはこれさえやれば必ず病気が治るというものがあったら、どんなに高額でもやってみたいですか?

 「必ず」治るんだったら、破産しない程度で。
 だれかうつ病に電気ショック療法をしてくれる医者は知りませんか?

92.病気が治ったら何かやりたいことがありますか?

 正直言って想像がつきません。

93.もしもずっと治らないとしたら、どう生きて行こうと考えますか?

 いままでどおりに、なんとかなるでしょう。

94.同じ心の病気の人と恋愛関係にあったことがありますか?または現在そうですか?

 妻もうつ病ですが、結婚と恋愛関係は違うよね。

95.↑心の病気同士だと、一緒にいると分かり合える?それとも逆にお互い辛くなりますか?

 相手は健康な人が望ましい。

...

95.↑心の病気同士だと、一緒にいると分かり合える?それとも逆にお互い辛くなりますか?

 相手は健康な人が望ましい。

96.今のあなたは幸せですか?

 そう。自分で選んだぶんだけ。

97.病気になって良かったなんてことはありますか?

 病気にならなかったら行かなかった土地へたくさん行けた。

98.心の病気の人に叱咤激励は禁句とされていますが、実際言われて傷付いたりした言葉はありますか?

 「甘えてる」って言われるのはやですね。
 もちろん自分が甘えていることは重々承知なんですが、そういうお前も「甘え」は持ってんだろうがと思っちゃうから。

99.未来の自分を想像出来ますか?どんな風になってるといいなと思いますか?

 きっといつかは死ぬでしょう。酒を飲まずに死ねたらいいなと思います。

100. 最後に自分自身に向かって一言どうぞ!

 壊れていないものは修理するな!

率直に行こう

率直に社長に「この案件は継続しても、売り上げが立つまでかなり困難な時期を経ないといけないと思います。その間の経費を自分で捻出する自信がありません。である以上、部品の出荷をやめて財産保全したほうが、債権者との話し合いがスムーズに行くのではないでしょうか?」と言ってみました。
すると社長は、会社を閉じた後のことまで社員に指示は出せないよ、自由にしてくれと言いました。実際に経理を担当する奥さんは、何ヶ月か先の売り上げで買掛金債務の支払いをするよりは、今月中に新品(同然)の部品を返送して、買掛金そのものを減らすことに魅力を感じたようです。

台湾に行ったままの社員ともやっと連絡が取れ、日曜日の便で帰ってきて、月曜日に最終的に方針決定することにしました。彼が一人でもこの仕事を続けてやりたいと言うチャンスを残してあげるためです。

自分が残権処理に携わらないと決めたとたんに、なんだか気持ちが楽になりました。

社長が倒れて以降2年余り、僕は管理者として、部下の出荷するソフトの品質と納期に責任を持つという立場に置かれてきました。それぐらいなら良かったものの、買ったものの支払いがいつ必要で、売り上げがいつ立つかとか、お客さんの支払条件が手形か現金かとか、追加の作業の費用はどうやったら請求できるかとか、そんなことを考えるのが仕事でした。相談事やトラブルはとりあえずすべて僕のことろへやってくるのです。
それはまったく僕には、慣れない、似つかわしくない仕事でした。もちろん、結果もうまく出ませんでした。自分ひとりのことさえマネジメントできない人間が、人のことや金のことまで考えるのは、能力オーバーだったのです。

人手が足りなくて自分も現場に駆り出され、朝から夜遅くまで働いているほうが、会社から離れていられる分よっぽど気楽でした。しかし、出張を終えて帰ってくると、他の仕事が難問山積で迎えてくれるのでした。

ともかくそれも来週で終わりです。特に来週後半には怒気を含んだ電話が一杯かかってくるに違いありません。

ちょっと遠かったけど、AAミーティングに参加。悩み事はご飯を食べてからすることにします。

ゼロデイ来る

朝一番から病院へ。
いきなり包帯を取られて、傷口を石鹸でじゃぶじゃぶ洗われました。
「縫った後の傷口からはばい菌は入りません。普通に生活してください」
そう言われても糸が見えているのは嫌なので、バンドエイドを張ってもらいました。
診察料金720円、自己負担220円。

午前中に社長が社内にいる全員を招集しました。
今月一杯で会社をたたむそうであります。
今月20日締めの給料は25日に、30日までの給料は30日に支払われるとのこと。
借金のある会社なので清算はできないので、自己破産ということになるのでしょう。手形を使う会社ではないので「支払不能」ではなくて、「債務超過」という理由になります。ここのところ見知らぬ人が応接に出入りしていたのは、そうした資料を作るためだったのかも。

普通の解雇だったら、給料一か月分の予告手当てが出るところですが、そんなものが払えるのなら破産はしないでしょう。買掛金も8月末支払いのものも7月末に支払うと言っていましたが、同時に「銀行の話では全額は無理だろう」とも言っていました。

社長の希望では、現在社員が抱えている仕事は納品までこぎつけてもらい、口座に振り込まれた金から、社長夫妻が会社の仕入れ費用だけを取って、残りは銀行が管理するので、解雇後の社員に分配して欲しいと言います。しかし、簡単な仕事ならともかく、自分にお鉢が回ってきている仕事は、そう簡単に終わりそうにもありません。
ずるずる仕事をしていたら、下手をすると失業保険すら棒に振りかねません。

未払いの買掛金が生じる以上、会社に債権者がやってくることは避けられません。そんなところですでに解雇された従業員が働いていることを想像することすら難しいです。
一日考えあぐねてみたものの、結論は「申し訳ないが、金の切れ目が縁の切れ目」。予告手当て分の債権は放棄する代わりに、仕事からは手を引かせてもらうことに決めました。ほかの独身の社員がどうするのかは知りませんが、僕には養わねばならぬ家族があります。
大恩ある社長にこのような冷たい態度を取らねばならないのは切ないですが、仕方ありません。

会社がつぶれるときに甘いことは言っていられないのは良くわかっているつもりです。でも・・・。
プロフィール

ひいらぎ

Author:ひいらぎ
飲まないアルコール中毒者の、ドライドランクな日常。
AAメンバーとして、ネット上でアディクション関係の情報をすこし発信。

本サイトは「心の家路」。

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