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タバコそのものがストレスの元

ロイターのオンライン版を読んでいたら、こんな記事を見つけました。

禁煙で慢性ストレスが軽減する可能性=英研究
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-15870620100617魚拓

タバコを吸うことが「ストレスの解消になる」と信じている人は少なくありません。
それにはおそらく一抹の真実が含まれているのでしょう。
喫煙者の9割以上はニコチン依存の診断基準(IDC-10のF17)を満たすそうです。タバコ吸いは立派な薬物依存者で、依存というのは何かしらメリットがあるからこそ対象に依存するものです。アルコール依存の人だって、最初は酒によるメリット(ストレス解消とか)が大きかったはずです。それが依存症という病気が進行するにつれ、デメリットのほうが大きくなっちゃって、やめざるを得なくなったわけです。

タバコを吸う人も、タバコによるストレス解消効果より、吸うこと自体のストレスが大きいらしく、やめた方が2割ほどストレスが減る、という研究成果です。

元ネタがAddiction誌だというので、プレスリリースに出てないかと見にいったのですが、残念ながらオンラインには出ていませんでした。そのかわり、こんな記事をみつけました。

Smoking cessation treatments work and are safe for people with severe mental illness
http://www.addictionjournal.org/viewpressrelease.asp?pr=125魚拓
深刻な精神病の人への禁煙治療は有効かつ安全、という話です。

SMI=深刻な精神病(例えば統合失調症)の人は、タバコを吸う人が通常より2〜3倍多く、それが多くの健康被害をもたらし、死亡率の高さ(3倍)につながっているのだそうです。

統合失調症で荒廃が進んで長年入院している人など、タバコしか楽しみがない人もいます。医者はそういう人を禁煙させることに後ろ向きで、禁煙によるストレスで精神の状態が悪化することを心配していました。

こちらの研究では、そういう人にも禁煙治療(薬物療法・行動療法)が有効であること、また精神病を悪化させない(安全である)という結果が出ています。

荒廃した統合失調の人の寿命は25年短いのだそうです。それは統合失調そのものの影響よりも、タバコの影響のほうが大きいのではないか、というコメントがついています。

アルコール依存症の人の平均寿命は52才だそうです。これは日本人男性の平均寿命より25年は短く、おそらくその主因はアルコールそのものでしょう。しかしアル中にはタバコを吸う人が多い(AAのイベントは煙い)ことを考えても、タバコによる影響も無視できないはずです。きっと疫学的に調査すれば寄与危険度の数字が出ることでしょう。

アメリカでは酒をやめたアル中の死因も研究されていて、そのナンバーワンはタバコになっています。AAメンバーでも、もっと長生きしてメッセージを伝え続けて欲しいと思う人がガンで死んでいくのは残念なことです。

僕が酒をやめた人にタバコもやめることを勧めています。もちろん、酒とタバコ同時にじゃなくて、より深刻な酒のほうを優先し、それが安定してからタバコですけど。それが薬物依存だからというより、

せっかく酒をやめたのに、タバコで死んだのじゃつまらない

からです。
それに、「女性はタバコを吸っていると、明らかに早く老ける」からでもあります。
プロフィール

ひいらぎ

Author:ひいらぎ
飲まないアルコール中毒者の、ドライドランクな日常。
AAメンバーとして、ネット上でアディクション関係の情報をすこし発信。

本サイトは「心の家路」。

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